Precious things

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豪雨災害にはじまり、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校や学校行事の中止、初の大学入学共通テストなど、数々の困難や変化をくぐり抜けてきた娘の高校生活もいよいよ卒業間近となりました。

そこで、行動が制限されてる中ではありますが「ものづくりの楽しさ」を味わってもらいたいと考えて、友人にワークショップをお願いして大学で使うためのバッグを作らせていただきました。
彼女の作品は独創的で味わいがあり、大好きな作家さんのひとりです。
私自身も同じバッグを7年前、弊社90周年を機に作らせていただき、今日も愛用しておりますのでその使い心地と丈夫さは折り紙付きです。

使っているのは牛の床革。広げられた革からバッグのパーツを切り出し、ポンチで一つひとつ穴をあけて、針も糸も使わず革のテープで縫って組み立てていきます。ムダのないデザインと工程を学ぶこともでき、できあがったときの達成感は何ものにも代えがたい経験となったようです。

印刷の仕事も、真っ白い大きな紙に情報や絵柄を印刷することで価値を与えていきます。
お客様と共に作り上げた印刷物ができあがり、喜んでいただけるとたいへんうれしく思います。
作業を見守りながら、私たちも一人でも多くのお客様に喜んでいただける製品をお届けしたい。と心から思いました。